子育ては夫婦で協力するもの――そう思っていたのに、どこかすれ違ってしまう日々。特に共働き家庭では「分担したはずなのに疲れる」「なんだか私ばかり頑張ってない?」という悩みが尽きません。今回は、小1娘・みっこを育てる“とと”が、保育士である妻“かか”との会話を通じて見えてきた「夫婦で子育てをするために本当に大事なこと」を3つの視点から振り返ります。
- 共働きで育児の分担がうまくいかない
- 夫婦の会話が減り、子育てがストレスになっている
- 育児に協力的になってほしいけど伝え方がわからない
- 子どものために良い家庭環境を作りたい
夫婦で子育てはできてる?共働き家庭の“あるある”ギャップ

理想と現実のズレにモヤモヤ

「夫婦で協力して育児をしてるつもりなんだけど…」
そんな風に感じていたある日の夜、“かか”のひと言にグサッときた。

「なんか最近、全部私ひとりで回してる感じする」
えっ?いやいや、俺だってやってるよ!?
でも言われてみれば、最近のみっこの習い事の予定も、学校の持ち物チェックも、全部かかが主導だった。
- 朝の支度:かか
- 学校の連絡:かか
- ピアノの送り迎え:とと(時々)

たしかに……“任せたつもり”が、“放り投げ”になってたかもしれない。
共働きこそ、見えない育児の負担が大きくなる
保育園勤務のかかは、日中も子どもと向き合っていて、帰ってきてからも「みっこの母親」として動いてる。
自分は会社から帰って「ちょっと遊んで、風呂に入れて、寝かしつけ」だけ。
……それって“協力”と言えるのかな?
育児の分担がうまくいかない理由と、ありがちな誤解3選

誤解①「役割分担すればいい」
最初はGoogleカレンダーで家事と育児を分担していた我が家。

「俺は朝のゴミ出しと、週末の送り担当な」

「私は毎日の支度と連絡帳見るね」
でも、実際にはうまく回らなかった。
なぜかというと、“固定された役割”が“自動化された無関心”につながってしまったから。
- 困ってても気づけない
- 状況が変わっても話し合わない
- 自分の分以外は知らないふり
育児って、変化の連続。役割より「その都度相談する関係」が大事だった。
誤解②「頼まれたらやる」でOK
自分は「頼まれたら動く=協力的」と思ってたけど、それって本当の意味での“主体性”じゃなかった。

「なんで“言わなきゃやらない”の?」

「……」
「気づいて、動いてくれる」のが一番うれしい。
これは夫婦間でも、親子でも同じだった。
誤解③「任せる=口出ししない」
「任せてるから」って放置したら、逆に“孤独なワンオペ”になってた。
かかの話を聞いて、見守る姿勢と協力する姿勢は違うってことを痛感した。
夫婦の会話が減ると育児もうまくいかない?日常の“連携不足”が招く落とし穴

会話が作戦会議になると家が回る
家事・育児って、まるで戦場。
作戦会議なしで勝てる戦いなんてないのに、最近は会話が減ってたなと思う。
そこで週1回だけ、10分間の「家庭会議」を始めてみた。
- 今週のみっこの様子
- 困っていること
- スケジュールのすり合わせ

「今週ピアノある?」

「火曜の6時から、仕事おわったらすぐに行ける?」

「OK。代わりに木曜の買い出しお願い」
ただこれだけで、劇的に家の回り方が変わった。
「忙しいから話さない」は逆効果
忙しいからこそ、“会話の優先順位”を上げる必要があった。
話す時間=育児の質を上げる投資。そう思えるようになった。
子育てに協力的な夫になるには?妻のリアルな本音と願い

かかの本音①「気づいてほしい」

「全部説明するの、もうしんどいのよね…」
これ、深く刺さった。
“お願い”じゃなくて“察して動いてほしい”って、本音ではみんな思ってる。
だから最近は、「困ってそうだな」と思ったらすぐ声をかけるようにしている。

「今、手足りてる?」

「……助かる」
この一言だけで、心の余裕が変わるらしい。
かかの本音②「頑張ってるって言ってほしい」
子どもには「えらいね〜」「よく頑張ったね」って言うのに、パートナーには言ってないことに気づいた。

「私は家事してても無言だもんね(笑)」
だから、最近は意識的に言うようにした。

「朝の準備、早かったね。すごいな」

「うふふ、ありがとう」
これだけで、かかの顔がふわっとゆるむ。
夫婦関係が良いと子どもが変わる?家庭の“空気感”の影響力

夫婦ゲンカが子どもに与える影響
以前、かかとちょっとした口論をしていたら、みっこが泣きそうな顔でこう言った。

「2人とも怒ってると、怖いからやめて…」
ハッとした。
親の空気って、子どもに丸ごと伝わる。
それからは、イライラをその場でぶつけないようにしたり、落ち着いてから話し合うように意識している。
子どもは“夫婦の姿”を見て育つ
みっこは、僕ら夫婦の言動をいつも見ている。
「ありがとう」と言い合う姿も、「ごめんね」と謝る姿も、ぜんぶ。
だからこそ、子育てと夫婦関係は切り離せないんだと思う。
子育て中の夫婦こそ「チーム意識」が必要!うまくいく家庭の習慣とは?
チームとしての習慣①:朝の声かけ

「今日もよろしく」

「いってらっしゃい!」
と笑顔で送り出すだけで、1日の始まりが変わる。
チームとしての習慣②:感謝の言葉を口にする
夫婦だからって「察して」は無理。「ありがとう」だけは毎日ちゃんと伝える。
チームとしての習慣③:週1回の“家庭ミーティング”
形式ばらなくてOK。
コーヒー片手に「今週どうだった?」と話すだけでも、信頼感が育つ。
まとめ
子育てに正解はないけれど、「一緒に頑張ってる」と感じられるだけで、心はグッと軽くなる。
もし今、すれ違ってるな、協力できてないな…と感じたら、
ぜひ“チーム意識”を持ってみてください。
小さな「ありがとう」、小さな声かけから、夫婦の空気は変わります。
子どもの笑顔は、夫婦の穏やかな関係から生まれる。
私たち、まだまだ成長中の“パパママチーム”です😊
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あとがき(筆者の感想・次回予告など)
今回は、ととの反省多めの記事でした(笑)
子育てって、子どもの成長だけじゃなくて、親としても、夫婦としても成長するチャンスだなって感じています。
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