【後半】
◆ 導入(後半)
お待たせしました! こちらでは、前半記事の続きとして「最後の発表会」の後半エピソードをたっぷりお届けします。前半ではクラス別の夢発表を中心に、かわいらしい衣装をまとった子どもたちの様子や、みっこが「幼稚園の先生になりたい!」という夢を大きな声で発表する姿などをご紹介しました。
後半は、発表会のクライマックスである“全体発表”や、大盛り上がりのクイズ大会、そして涙腺崩壊必至の思い出ムービー上映のシーンにフォーカスします。そこでは、みっこをはじめとする年長さんたちの3年間の成長がぎゅっと詰まった感動的な場面が待っていました。
それでは、続きをどうぞ!
◆ 目次(後半)
- 【エピソード③】忍者姿で大集合! 卒園祝いの巻物を届けろ
- 【エピソード④】先生の若かりし写真に仰天!? 爆笑クイズ大会
- 【エピソード⑤】涙なしには見られない…3年間の思い出ムービー上映
- 【解説】親と子が同時に成長する瞬間
- 【まとめ】発表会を終えて感じたこと
- 【追加情報】これからの「みっこのねえねブログ」
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◆ 【エピソード③】忍者姿で大集合! 卒園祝いの巻物を届けろ
クラス別発表が終わって一息ついた後、いよいよ全体発表が始まりました。ステージの幕が上がると、そこには忍者の衣装を身にまとった子どもたちの姿がずらり! どうやら「卒園祝いに巻物が届いている」というストーリー設定で、子どもたちが協力しながら先生のもとへ巻物を届けるという劇が繰り広げられるようです。
僕もかかも「おお、忍者だ!」と驚きました。しかも手裏剣ポーズを決めている子や、マントのような布をバサッとはためかせている子もいて、本格的。みっこに目をやると、立ち位置的にはステージ中央に近いところにいて、一生懸命に“忍者の型”を決めていました。
やがて巻物がステージ上に現れ、「これを先生のところまで届けるのがわれらの使命!」という子どもの高らかな掛け声。ところが、途中で仕掛けがあって、巻物を追いかけたり、思わぬ方向から先生が登場したり…なんだかドタバタ感満載で、会場の保護者たちも笑い声をあげながら観ていました。
最後には無事に先生のもとへ巻物が渡され、中を開くと「発表会を楽しむためのルール」が書かれている、という展開。ルールには「お友だちと仲良く」「最後まであきらめない」「笑顔で参加する」といった子ども向けの言葉が並んでいて、みんなで声を合わせて「守りまーす!」と元気よく宣言していたのが微笑ましかったですね。
◆ 【エピソード④】先生の若かりし写真に仰天!? 爆笑クイズ大会
巻物に書かれたルールを確認した後、続いて始まったのが「クイズ大会」。ステージ上の大型スクリーンに映し出されたのは、若かりし頃の先生たちの写真!
例えば、今はメガネをかけている先生が、昔は素顔で髪の毛のカラーも明るかったり、ちょっと細身だったり…と、子どもたちには見慣れない姿が次々と出てきます。司会の方がマイクを持って「この人はいったいどの先生でしょうか?」と客席に問いかけると、子どもたちや保護者が「あっちかな?」「いや、あの先生じゃない?」とわいわい盛り上がるんです。
特に、みっこの担任の先生は学生時代の写真が登場し、「やせてる~!」「全然違う!」なんて声があちこちから上がっていました。先生本人は照れ笑いしながら、「あれはもう10年前かなぁ…」なんてコメントしていましたが、そのおかげで普段見ることのない先生の一面を知れて、子どもたちにとっても新鮮な刺激になったようです。
ステージ上の園児たちは「正解は…この先生でした!」と答え合わせをするたびに大喜び。間違ったときも「惜しい~!」なんて声が飛び交い、会場は終始和やかなムードでした。こういう体験を通じて、子どもと先生、保護者の距離が一気に縮まるのが、幼稚園の行事のいいところですよね。
◆ 【エピソード⑤】涙なしには見られない…3年間の思い出ムービー上映
クイズ大会で大いに盛り上がったあとのラストを飾ったのは、スライドショー形式の思い出ムービー上映。これはもう、年少さんの頃から年長さんに至るまでの子どもたちの成長の軌跡をまとめた“涙腺崩壊”必至の映像でした。
BGMには、運動会の思い出ソングや、いかにも卒園シーズンにぴったりな曲が次々と流れてきます。写真には、まだ幼い顔つきだった年少さんの頃のみっこが写っていて、最初は先生に抱っこされながら泣きべそをかいていたり、給食で大好きなミートソースを食べて口の周りを汚したり…「うわぁ、懐かしい…」と僕もかかも目が潤んでしまいました。
映像が進むにつれ、みっこたちが行事や遠足、普段の遊びを通じて少しずつ成長していく姿が映し出されます。年中さんの運動会では、途中で転んでも立ち上がって走っている姿や、お遊戯会でセリフを元気に言っている姿があって、「こんな風に頑張れるようになったんだなぁ」と改めて気づきました。
そして、年長さんになってからは、クラスのみんなで力を合わせて何かを作ったり、自分たちで考えたアイディアを先生に提案して挑戦する様子など、より自主性が育ってきたシーンがたくさん。最後の方には今回の発表会の練習風景も差し込まれ、「こないだ撮影してたのはこれか~!」と納得。
エンディングに近づくと、合唱の声や子どもたちの笑い声が重なり合いながら、文字メッセージで「みんな大きくなったね。卒園おめでとう」という先生方からのメッセージが流れ、場内にはすすり泣く声も聞こえてきました。僕がチラッと横を見ると、みっこは両手で目をこすりながら、わんわん泣いていました。最初は笑っていたかかも、気づけばハンカチで涙を拭き拭き…。こうなると僕も釣られてしまい、気がつけば鼻の奥がツーンとしていました。
“あんなに小さかった子が、ここまで大きくなって、しかももうすぐ卒園か…”と思うと、本当に感慨深いですよね。
◆ 【解説】親と子が同時に成長する瞬間
子どもの成長を感じて涙が出るのは、やっぱり親自身がそれを支え、共に歩んできたからこそ。僕自身は子どもを育てる以前、「発表会?行事?あんまり興味ないかも…」なんて思っていたクチですが、いざ我が子が参加している場面を見ると、心の奥底から熱いものが込み上げてきます。
これはきっと、多くの親御さんが感じることではないでしょうか。子どもが成長する過程で失敗や成功を経験し、それを見守る中で、親としても「ああ、こういう関わり方をするといいんだ」「もっと自分も楽しんでみよう」と学ぶことがたくさんあるんですよね。
発表会の準備期間は、保護者が協力して衣装を作ったり、練習場所を確保したりと忙しいことも多いですが、そこには子どもの喜ぶ顔を見たいという思いが確かに存在します。結果として、終わってみれば「やってよかった。頑張ってよかった」と心から思える。子育てって大変だけど、その分達成感もひとしおですね。
今回の思い出ムービーを通じて、僕も「ああ、こうして苦労を重ねながら親子で一緒に成長してきたんだなあ…」としみじみ感じました。みっこはただ自分の成長を涙ながらに振り返っただけかもしれませんが、その背景にはいろんな人の支えがあったことを、いつか大人になったときにわかってくれると嬉しいです。
◆ 【まとめ】発表会を終えて感じたこと
こうしてすべての演目が終わり、先生や園長先生から「みんな、本当によく頑張ったね。大きくなった姿を見られて嬉しかったです」という言葉が贈られ、子どもたちは誇らしげな表情を浮かべていました。
みっこは涙をぬぐいながらも「終わっちゃったね~」と少し寂しそうでしたが、一方で「1年生になったら、また違う学校の行事があるのかな?楽しみ!」と、すでに前向きモードに突入していました。どんな行事が待っていても、今回の経験をバネにしたら、きっと楽しめるに違いありません。
僕たち親も、幼稚園での最後の思い出を目一杯堪能できて大満足。あれだけ小さかったみっこが、いつの間にこんなにも逞しく成長したんだろう…と、改めて感じる時間になりました。先生方や周りのご両親たちに感謝しつつ、もうすぐ始まる新生活にワクワクしています。
◆ 【追加情報】これからの「みっこのねえねブログ」
改めて、この「みっこのねえねブログ」は、夏に誕生予定の赤ちゃんを迎えるにあたって、みっこがどのように“お姉ちゃん”として成長していくのかを記録していこうと始めたもの。今回の記事では幼稚園最後の発表会のエピソードを主に紹介しましたが、これからは“お姉ちゃん”としての奮闘ぶりや、小学校入学後のドタバタな日常も綴っていきたいと思っています。
- みっこの性格
強い意志と人懐っこさを併せ持つ彼女にとって、新しい赤ちゃんが家族に加わることは、きっと大きな転機になるはず。自分より小さい存在を目の前にして、どう変わるのか? 兄妹トラブルは起こるのか? 同時に愛情も深まるのか? 親としては楽しみ半分、不安半分です。 - とと・かかの思い
夫婦としては、みっこを優先させすぎず、かといって赤ちゃんばかりにかまいすぎてみっこを寂しくさせないように…というバランスが一番の課題になりそう。でも、今のうちから少しずつ「赤ちゃんが生まれたら、こんなことしようね」「お姉ちゃんとして、お手伝いしてくれる?」と声をかけているので、みっこなりに心の準備をしているようです。 - ブログの今後
これからは、小学校入学の準備や、実際に通い始めてからのみっこの様子、さらに赤ちゃんとの生活が始まったときのあれこれを、リアルタイムで綴っていく予定です。「こんな失敗をした!」「ここは工夫するとうまくいった!」といった体験談を共有することで、同じようなタイミングで子育てをしている皆さんが少しでも参考にしてくださったり、あるいは「うちも同じだよ!」と共感してもらえたら嬉しいなと思っています。
幼稚園最後の発表会は、みっこにとって一つの節目でしたが、同時にわが家の子育てライフの新しいスタート地点でもあります。子どもはどんどん成長し、親もそのたびに学びと驚きをもらいながら過ごしていく――そんな日常の断片をこれからも綴りながら、皆さんと一緒に“子どもたちの輝く瞬間”を楽しんでいけたらと思います。
以上、【前半】【後半】あわせてたっぷりお伝えしてきた「みっこの最後の発表会」レポでした。長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。これからも「みっこのねえねブログ」をどうぞよろしくお願いいたします!
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