子どもの「欲しい」を成長につなげる!わが家のお小遣い制度とプレゼン会議で、6歳のみっこが“お金の使い方”と“伝える力”を身につけていく物語。
この記事で解決する悩み
- 何歳からお小遣いを始めればいい?
- ただ渡すだけでなく“学び”につなげたい
- 「ほしい理由」を説明できるようになってほしい
- 子どものお金の使い方が心配…
お小遣い制度を始めたきっかけ

6歳になった“みっこ”の変化
春から小学1年生になったみっこ。
性格はというと…

「うちはおとなしくて慎重…ってわけではないですね(笑)」
誰とでもすぐ打ち解ける、ちょっぴりおしゃべりな子です。
最近はスーパーやおもちゃ屋で「あれ欲しい!」「これも!」が多くなってきて、親としてちょっと気になってきました。
「欲しい」がどんどん増える!

「今日もらったシール、○○ちゃんのより小さい…」
「水筒、ピンクのにしたい。きらきらの!」
日々の会話の中にも、「比較」や「こだわり」が増えてきました。
これはチャンスかもしれない。
そう思って、かかと話し合って「お小遣い制度」を導入することに決めました。
「なんで欲しいの?」が伝えられない問題
ただ「欲しい」と言われても、親としては即OKは出せません。
でも、理由を聞いても…

「うーん、かわいいから!」
「みんなも持ってる!」
そこで始めたのが、「自分の言葉で説明する」練習。
その柱となったのが、お小遣いとプレゼン制度です。
わが家のお小遣いルール【基本編】

毎週500円、でも条件付き
制度はシンプルに「毎週定額500円支給」。
ただし、条件があります。
- 使ったら必ず「おこづかい帳」に記録
- 毎週末に見直して、貯金額に応じてボーナス支給!
みっこはすぐにこの制度に興味を示しました。

「えー!がんばったら、もっともらえるの!?」
「ちゃんと書いたらボーナスってすごーい!」
「おこづかい帳」ってなに?
最初は市販のノートに、日付と使ったもの、金額を親と一緒に記録。
【例】 5/10 おかし(グミ) 100円 5/12 ぬりえ 200円
初めはめんどうくさがっていたみっこも、

「社長(とと)がチェックするよ」
と言うと真剣に書くように(笑)
残した分に“ごほうび”がある理由
「お金は使い切らず、残すのも大事」ということを実感してほしかったので、週末残高に応じてボーナスを設定しました。
残高 | ボーナス | コメント例 |
---|---|---|
0〜99円 | +0円 | 使い切って満足! |
100〜199円 | +50円 | ちょっと節約成功! |
200〜299円 | +100円 | なかなかやるね! |
300円以上 | +150円 | 貯金の達人! |
節約が楽しくなるボーナス制度とは?

「残すこと」が嬉しくなる魔法
ある週末、200円を残していたみっこ。
それを報告すると…

「やったー!来週は100円ふえるんだよね!?」
ボーナスがあると、使わずに我慢するのも“楽しい選択”になるようです。
みっこの反応&週末ルーティン
毎週金曜の夜になると、ノートと財布を持ってくるみっこ。

「今週はね〜、あんまりつかってないよ!」
「来週のために、ボーナスおねがい〜!」
このやりとりもすっかり“わが家の習慣”に。
どこまで残せば“貯金の達人”?
「300円以上残す」=「おこづかいの6割キープ」。
これがなかなか難しい!

「あと10円残してたら、達人だったのにぃ〜!」
目標があることで、本人も楽しく取り組んでいます。
プレゼン制度で「ほしい」を言葉に

社長(親)にプレゼンするって?
お小遣いだけでは足りない高額なモノは、「プレゼンでの承認制」に。
「ほしいもの会議」と呼んでいます。
「本当に必要か?」を考える習慣
プレゼンのフォーマットはざっくりと以下のようなもの:
- なにが欲しいか?
- どんなときに使う?
- なぜそれが必要?
- 他のもので代用できない?
- 値段は?自分のお金を出す?
失敗プレゼンも大切な学び
最初の頃、みっこがほしがったのは「すみっこのハンカチ」。

「うーん、それはもう2枚持ってるよね?」

「たしかに…じゃあ、また今度にする」
「次は絶対に説得するからね!」
再検討で終わっても、納得感を持てる経験になりました。
みっこ流!お小遣いエピソード集

初プレゼンで買えた「ピンクの水筒」
「ピンクの水筒がほしい!」と言い出したみっこ。
プレゼン内容はしっかりしていて…

「ダンスのときに、いまのじゃこぼれるの」
「ピンクのやつは、ふたがカチッてしまる!」
これにはとともかかも納得。
条件付きで「OK!」となりました。
悩んだ末にやめた“ねるねるねるね”
スーパーでねるねるねるねを見つけて欲しくなったとき。

「たしかにやりたいけど…食べたらすぐなくなる」
「そのお金、貯めて◯◯にしたほうがいいかも」
こうやって「自分でやめる判断」もできるように。
「あのお金、まだとってあるよ」
今では財布の中を見せながら、

「これは、○○のためにとってあるんだ」
「これが増えたら、また社長に会議する!」
と頼もしい言葉が出るようになりました。
お小遣いが教えてくれた大切なこと

お金=「選ぶ力」になる
たくさんある欲しいもの。
でも限られたお金。
だからこそ、何を選ぶか、何を我慢するかを日常で学べます。
「伝える力」は一生もの
プレゼン制度を通して、みっこは少しずつ
- 自分の考えをまとめる
- 相手に伝える
という力を身につけつつあります。

「ほしいけど、ちょっとまって」
「どうしたらととがOKするかな?」
その“駆け引き”も含めて、立派な学びです。
親が口を出しすぎないコツ

「え、それ買うの?」
と口を出したくなる気持ちを、ぐっとこらえる。
使わせて、後から一緒に振り返る。
これが、わが家の鉄則になりました。
まとめ
「おこづかい=お金を使う練習」と考えがちですが、
わが家では「お金で学ぶ」「伝える力を育てる」時間になりました。
使って失敗してもいい。
貯めて得する喜びを知ってもいい。
そんな経験を、日々の暮らしの中でゆっくり積んでいけたら。
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あとがき
今回のテーマは、わたしの中でも「やってよかった」と感じる取り組みでした。
大人になっても「お金の使い方」「伝える力」ってすごく大事ですよね。
みっこの今後の“プレゼン進化”が楽しみです!
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